大変ご無沙汰しておりますが、もう春がやってきましたね。
今週、会社からの焼肉ランチに行くべく大阪城公園のそばを車で通ったら、入り口は桜が満開。
自宅近所の小学校の桜の蕾はまだ緑色ですが、今年は桜も早く咲きそうですね。
ワタクシは良くも悪くも変わらない生活を送っておりますが、毎年2月が一年で一番体調が良くない時期。
昨年くらいから1月もイマイチになってしまい、3月の半ばを過ぎた今頃もスッキリしない状態が続いています。
まぁね、これを更年期障害というのでしょうけれど。
目新しいことはなにもないのですが、2月に新しいお店に連れて行っていただき、
ズバリ好みというわけではないのですが、どこか芯のあるそのお料理が割と好きなので、近日中に記録できればと思っております。
今日はリハビリ程度に、先週一人で行ったスペイン料理の記録をサラッと。
まずはミックスサラダ。
なぜかこれが食べたかったの。
なんの特徴もないサラダですが、サラッと軽く食べられる、でも葉物ばっかりでないサラダというのは前菜がわりに良いものです。
ピキージョピーマンに塩鱈のペーストを詰めたもの。
カスエラに入れアツアツで供されるこのお料理。
ビスカイヤソースが美味しすぎて、あっという間に平らげてしまいます。
魚料理と迷った末、シェフオススメの春野菜の煮込み。
えんどう、いんげん、アスパラ、さやえんどう、アーティチョーク、カリフラワーなどが入った軽い煮込み。
お出汁は生ハムの細かくなったところ。
作ってあるものを温めて出すのかと思いきや、いちから作ってくれたこの春野菜の煮込み。
優しい味とはよく言いますが、野菜の旨みが合わさった上品な旨みもありながら、それぞれの野菜の風味も感じられる。
今作ったばかりだから香りがちゃんとあるんですよね。
乳呑み仔羊のロースト。
これは解体する前のローストしたての状態。
一旦これを下げて…
食べやすくカットしたもの。
といってもバラ肉のところだったので、骨一本一本からお肉をはずすのは結構めんどうだったけど(笑)
もうちょっと身も欲しかったなー、というのが正直なところ。
でも確かに骨のところのお肉は美味しいし、パリッと焼けた脂と皮のところの美味しさはすごかった!
こういうお料理は部位によってお肉の量や美味しさがそれぞれ異なるので、やっぱり丸ごとくらい食べる勢いじゃないといろんなところが食べられないものね(^-^;)
生から焼くのではなく、一旦途中まで蒸し煮のような状態にして冷やしたものを切り分け、オーブンで30分くらい焼くんだそうです。
煮汁(蒸し汁)がソースがわりになるのですが、それが下に敷いたじゃがいもに沁み込んで美味しい!
あー、もっと食べたかった。
アラカルト¥4500をそのまま注文したらよかったなー。
(これは約1人前くらいにしてもらって¥2800でした)。
口の中をスッキリさせるためでしょうか、新玉ねぎと葉野菜のサラダがついているのです。
こういうのって嬉しい。
デザートは作り立てのゴシュアがあるというのでそれに。
キャラメリゼしたてのゴシュア。
あぁー、これ丸ごと食べたい!
生クリーム、カスタード+生クリーム、スポンジ、シロップを層に重ね、上はコテでキャラメリゼ。
バーナーで焼いたのとはひと味もふた味も違うものですね、やっぱり。
ワタクシの好みとしては、生クリームではなくカスタードオンリー、もしくはカスタードとディプロマットで層になっていたらもっと好みだろうなぁと思うので、それはお家でチャレンジしてみましょう。
仔羊のこと、ゴシュアのこと、さらにはヨーロッパのサービスについてなど、シェフといろんなお話ができて楽しかったー!
それに途中から、お隣にいらしたお一人様の方ともお話していたので、あっという間の3時間半でした。
しかしなんで一人で?
しかも土曜日の夜に。
いやー、これは話せば長い物語なのですよ。
でもね、ひと言でいえば「どーでもいいヒトと食事をするより一人のほうがよほど楽しい」ということなのです。
基本的に一人じゃないからお一人様が気にならないということもあるのでしょうけれど、
モノの味もわからない、会話のレベルが到底合わないヒトと二人で食事をするというのは苦痛以外なにものでもない。
気の乗らない話に相槌を打つより、一人で美味しいものを食べて勝手に納得して頷くほうがよほどいいと思うの。
昔からの連れのように、歴史があって好みがわかっていて、それぞれの領域に踏み込まず、人間的に信頼していて、マナーもわかっていて、なによりワタクシという人間をわかっていて尊重してくれる、そういう存在、関係があることに慣らされていると、あえて結ばなくていい人間関係というのがあるのだなーと思います。
相手がなにを目的としているのか。
そういうことを考えずに済む人間関係というのは、人生でそんなにいくつもないもの。
自分ひとりの時間を大切しようと思った土曜日の夜でした。